恒例のボタニックガーデン感謝茶会が7月29日に行われました。 急な事情で私の不在となりましたが、生徒一同 日頃の精進のお陰で3席のお客様を存分におもてなしさせていただきました。 床:昌道老師 瀧 直下三千丈 はな:時の物 花入:竹一重切り 香合:鴨 紙釜敷:青海波 水指:義山 葉蓋 薄器:竹 河太郎 茶杓:無寒暑 一巻斎造 茶碗:仁清写 馬盥 黒露芝 阿山嵩山造 替:義山 朝顔
今年もまた、壇上宗謙和尚様と佐橋啓空和尚様がアメリカにお越しになりました。 精力的に国内外に平和の種を蒔きながらの平和行脚の足跡を残されています。 今年で6年目とのことで、サンタバーバラでは心理学や精神科の医師たちと瞑想を通して自分と向き合い、自分が気づかなかった内面を思い出させてくれるような、ご講話を含め、瞑想会 講演会などをされています。 お目にかかるのはこれで二度目、念願叶い茶室へお越し頂くことができました。 今年のテーマは シンクロナイズとおっしゃり、茶室の中にも色々なものが共鳴し合う不思議なひと時となりました。 やはり、お茶を通して我々が感じていること、そうありたいと願うことと相通じていると思いました。 ボブのたっての願いをご同行の啓空和尚様が快くお受けくださり、般若心経とボブの尺八が不思議な調べとなって響き重複されたかと思いきや、また離れ なんとも心地よいシンクロニティーが生まれました。 軸にインスパイアされて 滝落を演奏する
***星と花*** by 土井晩翠 同じ自然のおん母の み手に育ちし姉と妹 み空の花を星といい 我が世の星を花という 声楽を習い始めた頃、先輩の練習していたこの歌にたまらなく心を惹かれて、それ以来好きな歌の一つとなりました。 七月最初のお稽古、久しぶりに天の川をイメージしてお菓子を作ってみましたが、水面に映る星とか、蛍とか色々イメージが重なるのですが、なぜか、花と星の歌が口からこぼれ蘇ってきました。 芙蓉も切ろうか、切るまいか、眺めすがめつしていましたが、思い切って切ってみました。 やはり、一日花、お茶にはふさわしい花です。早朝にまだ朝露が残り開きかけた花が、次第に開いてくる様は この世の星、一瞬に輝きを放って消えていく儚さが美しいのです。 水面に映った星々も掬えば消える儚いうたかた。 一日一日を大切にして、今年も後半がこれから始まります。