日本だけでなく、北カリフォルニアもオレゴンもバンクーバーもどこもかしこも例年にない猛暑に 襲われていました。 北カリフォルニアで起きている大規模な山火事の影響でオレゴン州ポートランドの空も煙で覆われて太陽は真っ赤 それでも乾燥のせいで体感温度はそれほど感ぜず不快ではありません。 さて、2年前に約束していたバンクーバーの高橋さんとの再会が実現、 アラスカクルーズの乗船前にお宅へお邪魔させて頂くことになりました。 緑あふれる手入れの行き届いたお庭、楽しい会話とお手作りのお料理でおもてなしいただき、 落ち着いた佇まいの町とやはりアメリカとはちょっと違う雰囲気の自然に囲まれたカナダの大自然の一部に触れたように思います。 この日は バンクーバー中心街で日系最大の夏祭りが行われるというので、道路事情を考え、フェリーで対岸のノースバンクーバーへ渡ったのですが、 日が長いこともあり、なかなかくれない夜にすっかり長居をしていまい、帰りのフェリーの中からは花火の打ち上げも見ることが出来ました。 1週間のクルーズの旅から戻り再びバンクーバーでU B Cの新渡戸記念ガーデンへ 一望庵は5年前に訪れた際と同じ様子で美しく瑞々しくカナダの地で日本庭園が守られている誇らしさを感じました。キャンパスの広いこと!実際歩いて実感! ポートランドではワシントンパークの日本庭園を再び訪れたくて行って来ました。 前回より建物が新しくなった部分もあり、よりアクセスしやすくゆっくりと庭園内を散歩することが出来ました。 元は動物園だったという12エーカーの敷地は起伏に富み非常にダイナミックです。 華心亭の茶室は心看庵と作りが似ています。台目はありませんが同じ4畳半で二面がオープンです。 ポートランド協会の茶友たちの活躍の場でもあります。 ワシントンパークは庭師の育成プログラムも立ち上げ、若い庭師さんたちが丁寧に手入れをしている姿が印象的でした。 四季がある日本と気候が似ているからでしょうが、苔も水も生き生き、正真正銘の日本庭園 日本国外で日本庭園を維持する難しさは気候との関係も大きいと思います。 我々の心看庵もサンタバーバラの植生を生かした庭造りが私たちの課題です。