心学講座 人を思いやる心が仁徳 今日は円純庵先生が主幹されている心学講座から、お許しを頂いて言葉をお伝えしたいと思います。 先生の著作である ”恕” 人に求めない生き方 からの抜粋です。 第1章 ”十の徳”について 一、心の徳 心の質量が自分と人生を形作る 二、譲り合い 自分をくるしめているのは我欲であると知る 三、批判、誹謗 批判や誹謗の多くは劣等感の表れ 四、恨み 恨みは心の岩、持ち続けると大きくなる 五、許す 許すことは人生最大の修徳 六、人の噂 噂を流す人間に戻ってくるのは恨みと憎しみだけ 七、上に立つこと 下の人間を引き上げてこそ上に立つ人 八、臭い 自らが大きいと書いて臭いという 九、怒り 怒りは割に合わない疲労でしかない 十、見下す 人は人、自分は自分である さあ、これらの言葉を心に留めて、一年を生きたら絶対に爽やかな一年になると思いませんか。一年の計、実践あるのみ。
初夢 御節 明けましておめでとうございます。 今年も良き年となるよう頑張って参りたいと思います。 正月に初めて見る夢を初夢と言いますが、正月2日に見る夢とか、正月初めて見た夢とか諸説ある様ですね。 私が子供の頃は2日の夢と言われていました。 一富士、二鷹、三茄子と言われ、枕の下に宝船の絵を入れて寝ると良い夢が見られると父から教えられた記憶があります。 実際の話、江戸駒込富士神社の辺りに鷹匠屋敷があり駒込茄子が名産であったことに由来するとか、富士山は日本一の高い山、鷹は強い鳥、初物茄子の値段は非常に高い、転じて成すに通じるなども言われているそうです。これらの説を教えて頂いたのは尊敬するさる茶道流派の重鎮の先生からです。 その後も4、5と続くそうですが、江戸のシャレとして今でも伝えられているとことが日本の伝承は守られていると思うところです。 お正月に頂くおせち料理も元は歳神様を迎え共に過ごし、三ヶ日は竈を使わない為に年の瀬から料理をしておくことが本来の意味だそうで、それぞれの料理に意味があり、それを年の初めに歳神様と頂くことで一年が健康に過ごせる祈りなんですね。 日本人の生活は全てが神様との繋がりで成り立っているのですね。感謝、お陰様の気持ちで今年も生かされて参りたいと思います。