嵐一過2019年の初釜を無事に迎えることができました。昨年は年始の突然の不幸があり急遽キャンセルとなったため2年ぶりの初釜です。 前日から未明にかけて雨と風が激しくなり停電まで起きる有様で 安全を確保するために延期と決断、明けてからのお天気の回復の早さに悔やまれる想いでしたが、日曜日は風が収まるとのことで決行しました。全員が集まることはできませんでしたが、何より、仲間の病気治療からの復帰を祝うことも別の意味で重要なミッションということで無理を押して皆さんに集まっていただきました。 今年はロサンゼルス協会での初点式の道具をそのまま使い初点式に参加できなかった方々へも跡見の茶事として楽しんでいただきました。 毎年何かしらの新しい発見を道具やもてなしに取り込みながら、同じことが繰り返されていても受け取る側の感性がそぐわないと受け入れられないものがあり、ああ、あの時聞いたことはこういう事かと改めて腑に落ちる瞬間が茶道を習っているとよく起こります。それも成長した証と受け止めております。1日を無事終えて、今年も始まったことに感謝。 帰りには大きな虹のアーチを見ながら帰路についたと聞いて良い日であったとそれぞれ胸に想いを抱いた初釜でした。