9月になりました。明日の休日を最後に、新学期が始まります。
前半では今年の夏はマイルドだったとの声が多いのですが、やはり後半、先々週あたりはドカッと暑さが来ましたね。
先週の茶室での稽古は,湿度もあったせいか、暑いのなんの、座っているだけで汗がジワリ、ジワリ吹き出て来る感じでした。
今年の心看庵のお稽古状況は、香港へ戻ったメンバー、仕事で日本へ長期出張など、別れもありましたが、新しいメンバーも同じ数増えているので、足し引きほぼ同じです。
学校も始まるので、小さいお子さんを持ったメンバーも昼間は時間が少し自分のものとして使えるようになるのでお稽古に戻ってきます。
暫く空いたお稽古の勘を埋めるために,ねじの巻き戻しをします。
自分を含めいつも思う事は地道に積み上げた土台から、新しい芽吹きが生まれ、更に広がる新鮮さが、修行にある楽しみだと思うのです。
継続は力なりといいますが、やめる事はいつでもできます。積み上げた土台を蹴飛ばして全てをゼロにしたいなら、それはそれで生き方だとは思いますが、そこまでに至った、人と人との繋がりや時間など見えない財産を無駄にするにはあまりにもったいないと、つい思ってしまいます。それは自分に対し謙虚になる事だと思うのです。
「道」と名のつく日本の習い事はそれを通して自分磨きの長い旅なのだと思います。
さあ、夜長になる9月は夏の思い出をいろいろ整理し,考えるよい季節です。私が昔から一年で一番好きな季節です。
自分の思いを綴った長い手紙を書いてみませんか?宛先不明でかまいません。
9月に心機一転する事はとても理にかなっているように思います。