今年で第3回目となる ガーデンメンバーズを対象とした感謝茶会、回を追うごとに茶会らしく纏まって参加者のドタキャンもなくなって来ています。
毎年の暑い7月に行うことが恒例となりましたが、雨を気にするより涼を求めていっときを過ごして頂く方が良いようです。
毎回、趣向を考えますが、今年は茶箱で茶会となりました。
4畳半の真ん中に赤い毛氈を広げて、お客様の両方から点前を見て頂けるように、野点の雰囲気で設えてみました。
軸は 瀧 直下三千丈 やはり涼を届けるにはこれが一番 想像の中ではエンジェルフオールの大瀑布
実際は茶室の脇にある小さな滝が奏でる瀧音を耳に聞きながら
花はシオン、浜なし、ススキ
香合は乾漆の笹船 小さなカタツムリがお客様です
今日の三席お点前さん
皆、だいぶん慣れて来ました。
茶碗を使いたいが為の茶箱点前、眺めて眇めて撫で回し、この気持ちは、なかなか一般には受け入れられないかもしれません。
わかる人のみですね。
3月に念願の平金井戸を手に入れ、茶箱用に作られた端正な形の茶碗で一服。高台は十字高台。
梅花皮が美しく出ています。色目はグレー、やはり平金井戸としか呼びようがない 大好きな一碗になりました。
干菓子は柚琥珀とアーモンドメレンゲ、初めてお茶を召し上がる人たちの口にも
美味しかったことと思います。