夏の締めくくりを朝茶事で
いつもお世話になっている山美のふみよさんがアメリカに遊びに来られるとの情報を受けたのが春の事。毎年世界中のレアな地域を旅して我々を驚かせるふみよさんを茶事でもてなしたいとの連絡を受け、最初は時間の制約があり、お茶だけでなどと濁していたのですが、こちらに宿泊されるなら 朝ごはんを一緒にいただくと思えば、なんちゃって茶事でおもてなしできるかと、お引き受けしました。
アメリカに上陸後、すぐに南米に飛び、神出鬼没の行動力で南米大陸西側を縦横無尽に転戦、毎日更新されるFBにため息と驚きの連続でした。
いよいよ3週間の旅を終え北米へ移動、その後も在米の私たちでさえ知らない場所へ探索旅行、どこにその原動力が潜んでいるのか、到着したらしっかり観察させていただくことを楽しみに、お持ちしました。
いよいよ、当地へようこそ。まずは ガーデンの茶室で薄茶一服。
その晩はソルバング泊まりで、朝は省略に助けられた朝茶事で朝食をご一緒に。いつもある材料と、庭で採れた野菜、できる範囲の点心を大徳寺弁当に盛り合わせ、椀物は中尾さんのレシピから お豆腐を梅干しを添えての湯豆腐風。
炭手前もなく、続き薄で濃茶も亭主相伴、もちろん薄茶も亭主が相伴させて頂きました。また、仲良しの作家さんの茶碗も初使いでデビュウさせることが出来これも一興。
全てを理解して受け入れて下さる茶人との茶事は なんと心地よく楽しいものか、淡き交わり水の如し
お茶をやっていて良かったと思えた瞬間でした。